相続は、被相続人が死亡した場合に開始します。
相続が開始すると初めに行わなければならないのが、死亡届の提出です。死亡届は、死亡後7日以内に提出する必要があります。
次に、遺言書の有無の確認・調査です。相続には、主に「法定相続」、「遺言による相続」、「遺産分割協議による相続」の三類型がありますが、遺言書がある場合には、原則としてその遺言書の内容によって「遺言書による相続」がなされます。そのため、遺言書の存在は相続を左右する極めて重要な要素となります。
もっとも、遺言書が無い場合には、配偶者や子など、民法により定められた相続人(法定相続人)に相続をする「法定相続」か、相続人全員で遺産分割協議をした上で遺産分割をする、「遺産分割協議による相続」をすることとなります。遺産分割協議では、相続人全員の同意により、遺産を分割する必要があります。そのため、相続財産はもちろん、相続人についても、一人残らず調査・確定させる必要があります。最後に、所得税、相続税の申告などの諸手続を終えることで相続は完了します。
遺産の相続は、死亡届の提出をはじめ、遺言書の確認・検認、相続人・相続財産の調査、遺産分割、税務申告など、必要なものだけでも多くの手続きが必要となります。さらに、相続放棄、限定承認など、特殊な手続きも少なくなく、かなり複雑な手続きとなるでしょう。
みなと元町法律事務所 弁護士山口達也では、ご相談者のみなさまに解決方法を分かりやすくご提示するとともに、専門的な知識で問題をベストな解決へと導きます。相続でお困りの際は当事務所までお気軽にご相談ください。
相続の流れ
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